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アンカーボルトと呼ばれるものには、用途や施工方法によりたくさんの種類があります。
このサイトでは主に設備機器等を固定するために使用するアンカーボルトの種類について記載しています。
少しでも皆様の知識のプラスになればと思っております。

2008年5月21日水曜日

アンカーボルトとは

アンカーボルトとは、構造部材(木材や鋼材)もしくは設備機器などを固定するために、コンクリートに埋め込んで使用するボルトのことをいう。

アンカーボルトは、引張りやせん断に抵抗することによって、コンクリートに取り付けられた構造部材(木材や鋼材)もしくは設備機器が、分離・浮遊・移動・転倒することを防ぐ役割をもつ

ここでは主に、設備機器を固定するためのアンカーボルトについて説明していきます。

ケミカルアンカー

ケミカルアンカーボルト

ケミカルアンカーとは、日本デコラックス社の商品名で、正式には接着系アンカーと呼ぶのが正解である。
ケミカルアンカーはその名のとおり化学反応を利用した接着剤によって全ネジや、異形鋼棒を固定するものである。

コンクリートにドリルで穴を開け、ブロワーで切り粉を除去し、更にケミカルブラシで孔壁の粉塵を除去、更にブロワーや集塵機で清掃したあと、(試験管のような容器に入っていることが多い)ケミカルアンカー(カプセル型接着系アンカー)を穴に挿入し、先端を斜めに切った全ネジや異形鋼棒を打ち込むことによってケミカルアンカー(カプセル型接着系アンカー)の容器が破壊され、化学反応が起こり、しばらくすると固定する。

ポンプ・送風機・空調機などの設備機器を固定するのに、最も使われているアンカーボルト



ケミカルアンカーボルトの短期許容引抜力



上記のように、ボルト径によって、埋め込み長さが変わってくるので、耐震計算書によって、確認することが必要です

耐震計算書は、機器メーカーに依頼すると計算してもらえます。

水槽/オイルタンク架台耐震構造計算,空調機の耐震計算
サービスタンク・水槽架台、制御盤、キュービクル等耐震計算が設備の担当者で出来るソフト

建築設備の水平タンク,送風機,エアコン架台の構造計算
送風機架台、横置圧力水槽、エアコン架台の構造計算が設備の担当者(構造計算の専門家でなくても)で出来る

L型アンカーボルト

L型アンカーボルト

コンクリート打設前に、結束線などを用いて、鉄筋に強固にアンカーボルトを結束する。
鉄筋への結束だけでは位置精度が十分に出ない場合は、型枠に穴を開けてアンカーボルト固定したり、位置出し材を取り付けてそれに固定したりする。

近接した複数のアンカーボルトを高精度に配置するには、あらかじめ用意した鋼板に複数の穴をあけ、アンカーボルトを差し込み、点付け溶接するなどして、複数のアンカーボルトを一体化する。
(機器の取付けピッチが決まっている場合などには、有効な方法です。)

いずれの場合も、埋め込み長さ、出の長さを間違えないように注する。その後、コンクリートを流し込み、固まるのを待つ。

L型は施工精度が要求されるアンカーだ



L型アンカーボルトの短期許容引抜力



上記のように、ボルト径によって、埋め込み長さが変わってくるので、耐震計算書によって、確認することが必要です

L型の場合は、あらかじめL寸法が決まっていることが多く、必要以上に長い場合が多いので、特注にて適切長さで製作するほうがよいでしょう。

耐震計算書は、機器メーカーに依頼すると計算してもらえます。

J型アンカーボルト

J型アンカーボルト

L型と同じく、コンクリート打設前に、結束線などを用いて、鉄筋に強固にアンカーボルトを結束する。
鉄筋への結束だけでは位置精度が十分に出ない場合は、型枠に穴を開けてアンカーボルト固定したり、位置出し材を取り付けてそれに固定したりする。

近接した複数のアンカーボルトを高精度に配置するには、あらかじめ用意した鋼板に複数の穴をあけ、アンカーボルトを差し込み、点付け溶接するなどして、複数のアンカーボルトを一体化する。

いずれの場合も、埋め込み長さ、出の長さを間違えないように注する。その後、コンクリートを流し込み、固まるのを待つ。

J型は施工精度が要求されるアンカーだ。



J型アンカーボルトの短期許容引抜力



上記のように、ボルト径によって、埋め込み長さが変わってくるので、耐震計算書によって、確認することが必要です

J型の場合は、あらかじめL寸法が決まっていることが多く、必要以上に長い場合が多いので、特注にて適切長さで製作するほうがよいでしょう。

耐震計算書は、機器メーカーに依頼すると計算してもらえます。

おねじ型メカニカルアンカー

おねじ型メカニカルアンカー(打ち込みアンカー)

打ち込みたい位置に指定された径と深さの穴をハンマードリルなどで開け、コンクリートの切り粉をブロワーなどで除去し、アンカーボルトを埋める、もしくは打ち込んでから、さらにアンカーの芯、もしくは外周部を打ち込み棒を使ってハンマーで叩くと、外周部が膨らんでコンクリートに固定される仕組みである。

内周部にはメスネジが切ってあって、全ネジなどを差し込んで、構造物を固定するが、あらかじめオスネジを切ってあるボルトが外に出るようになっているものもある。

芯棒を打ち込むだけの安全かつ簡単な施工で、しっかりと取り付けできる打ち込みアンカー。

オールアンカーという商品名で三幸商事(現在のサンコーテクノ株式会社)より商品化された。



おねじ型メカニカルアンカーの短期許容引抜力



上記のように、ボルト径によって、埋め込み長さが変わってくるので、耐震計算書によって、確認することが必要です

耐震計算書は、機器メーカーに依頼すると計算してもらえます。

めねじ型メカニカルアンカーボルト

めねじ型メカニカルアンカーボルト

本体打ち込み式メスねじタイプのあと施工アンカーです。

下穴の空いたコンクリートに本体を打ち込むと、テーパー部に沿ってスリーブ拡張部が開いてコンクリート下穴の壁に食い込み、固着します。



めねじ型メカニカルアンカーボルトの短期許容引抜力



あと施工めねじ型メカニカルアンカーボルトは、他のアンカーボルトに比べて許容引抜き力が劣りますので、選定時・使用時には注意して下さい

耐震計算書

各機器のアンカーボルトを選定するには、耐震計算を行なうことが必要です。

耐震計算書は、機器メーカーに依頼しましょう。
いろんな計算ソフトも存在しますが、人によって数値が変わるようなことがあってはいけませんので、専門メーカーに任せた方が安心です。

依頼するにあたって、条件を提示しないといけないものがあります。

水平地震加速度(Ah)垂直地震加速度(Av)です。

この数値は、詳しくは、「建築設備耐震設計施工指針」を参考にしてください。
機器をどこに設置するかによって、数値が決まっています。(地下と屋上では、当然違いますからね。)

何も指定しないと、水平地震加速度(Ah)1.0G、垂直地震加速度(Av)0.5Gあたりが一般的です。

参考用として、某メーカーのシロッコファンの耐震計算書を添付します。
ファンに防振架台(スプリング式)を付属させているので、計算書は防振架台のメーカーから出てきます。
下記の耐震計算書は、3つの計算書があり、1つは「機器取付けボルト」の計算書。
2つ目は、「ストッパーボルト」の計算書。
そして3つ目が皆さんが一番知りたいと思われる、「基礎ボルト」の計算書です。

「機器取付けボルト」はファン本体と防振架台とを固定するボルト。
「ストッパーボルト」は、防振架台の、上部と下部の架台の振れ止めのためのボルト。
「基礎ボルト」は、防振架台と基礎を固定するボルト。

【機器取付けボルト耐震計算書】
※クリックすると拡大します。


【ストッパーボルト耐震計算書】
※クリックすると拡大します。


【基礎ボルト耐震計算書】
※クリックすると拡大します。


水槽/オイルタンク架台耐震構造計算,空調機の耐震計算
サービスタンク・水槽架台、制御盤、キュービクル等耐震計算が設備の担当者で出来るソフト

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